運営公式|あだち子ども未来起業塾実施レポート

足立区 SDGsモデル事業

あだち子ども未来起業塾
運営公式レポート

2024年から3年連続受託・運営(2026年最新版)

「夏休みは特別だから。未来の自分に会いに行こう」

【お知らせ】子どもたちの作品が足立区役所で展示されました。

8月24日(月)午後1時 から 8月28日(金)午後3時まで、足立区役所本庁舎 中央館1階アトリウムにて、参加した小学生たちが作成した「発表ボード(事業計画)」や「商品サンプル」が展示されました。

足立区役所での展示の様子

「あだち子ども未来起業塾」は、起業体験プログラムを通したレジリエンス人材(危機に強いリーダーとチームワーク)の育成を目指す実践型のイベントです。小学生の参加者たちは、初対面の仲間と会社を設立し、金融機関からの資金調達、商品開発、販売会、そして決算・返済まで、リアルな社会の仕組みを1日で体験します。

あだち子ども未来起業塾2026 会場の全体風景

起業体験プログラムの流れ

本プログラムは、単なるものづくり体験やお仕事体験ではなく、経営学にある組織論に基づいて「混乱期」を乗り越え「機能期」「解散期」に至るプロセスを体験し、リーダーシップとメンバーシップのメンタルモデル(行動や思考のイメージ)が身に付くよう緻密に設計しています。

  • 10:00 立ち上げ 初めて出会うお友達、初めて聞く単語に緊張しながら会社づくりがスタートします。 チームの立ち上げの様子
  • 10:30 事業計画づくり(混乱期) チーム全員が「分からない」「できない」「この先失敗してしまうのでは」といった不安や葛藤に直面します。 アイデア出しで議論を交わす小学生チームの様子
  • 13:30 金融機関との面談(資金調達) 別室の金融ブースに移動し、開発費や仕入代金、家賃を金融機関から借入するための面談に挑みます。 金融機関と資金調達の面談を行う小学生
  • 14:00 商品開発(統一期) 金融機関から事業計画を認められ、資金を獲得。担当分けを行い、販売会に向けて急ピッチでサンプルやチラシを制作します。 資金を獲得し、急ピッチで商品サンプルやチラシを制作する様子
  • 15:00 販売会(機能期) 保護者がバイヤー役となり、営業・販売を行います。工夫が売上(模造紙幣)に直結する喜びを体験します。 商品を販売する小学生の様子
  • 17:00 決算(解散期) 売上と営業利益を計算し、金融機関へ返済。やり切った事実が子どもたちの自信へと繋がります。 売上を計算し金融機関へ返済、決算報告を行う様子

2026年度 参加者アンケート結果

最新のアンケート結果でも、非常に高い評価をいただきました。

保護者・参加児童の 100% が「満足」と回答
参加児童の意識変化 87.1% 参加して意識が変わった
保護者の推奨意向 100% 次回も参加させたい・勧めたい
2026年度アンケート結果のグラフ

保護者さまの感想

初対面の子ばかりの中でコミュニケーションがとれるか心配でしたが、帰り際に同じ会社の子とニックネームで声をかけ合う姿があり良い時間を過ごせたのだと思いました。起業にあたり金融機関とどのように関わっていくのかというところまで学べることに驚きました。

– 保護者アンケートより

あまり何事にも興味が薄い我が子が、初対面のお子さんたちと協力している様子に感動しました。コミュニケーション、考える力、先を見通し力など多く得られるものがあるイベントだと思います。

– 保護者アンケートより

今回で2回目の参加になりますが、毎回子供自身が楽しんで学んでいる。なかなかこういう、大人と子供と一緒に進めていく企画に巡り合えないので、貴重だと思います。

– 保護者アンケートより

お子さま本人の感想

はじめは、お母さんに言われて無理やり行ったけれど、結構楽しかったです。みんなで協力して大儲けできたのが、うれしかったです。

– 参加児童アンケートより

もともと起業家にはなりたいと思っていましたが、この未来起業家というイベントを通して、もっとなりたいと思ったし、大学生や大学院生などがとっても優しかったし、とっても仲良くなれました!そして、チームのメンバーともとっても楽しくて、どこのチームよりも仲良かったんじゃないかなって思ってます!!

– 参加児童アンケートより

起業の仕方が良くわかった。大きな声を出してバイヤーを呼んだりどうしたら売れるか考えたりした。代表取締役として社員をまとめるのが難しかった。

– 参加児童アンケートより

アンケート分析から見える3つの成果

1. 参加満足度が極めて高く、次回への継続意向が強い

イベントの教育的価値が保護者・お子さま双方から非常に高く評価されています。

  • 満足度100%:保護者・お子さまともに「とても満足した」「やや満足した」と回答しており、参加者全員がポジティブな感想を持っています。
  • 高いリピート意向:保護者の次回参加意向について、「ぜひ参加させたい」、「日程やテーマが合えば参加させたい」と、全員が継続的な参加に前向きです。
  • 社会的意義の評価:保護者の多くが「子どもの社会体験として意義あるイベントである」や「起業の仕組みや流れについて分かりやすく教えている」と感じており、区の取り組みとして高く支持されています。

2. 「チームでの協働」と「創造的プロセス」が強い楽しさに繋がっている

お子さまがイベント内で特に魅力を感じたのは、仲間と協力して何かを作り出す体験でした。

  • 協働とものづくりの楽しさ:お子さまが楽しかったこととして、「チームで話すことが楽しかった」と「商品やサービスを作ることが楽しかった」が同率で最多となっています。
  • 主体的なアイデア出し:「アイデアを考えるのが楽しかった」という回答も非常に多く、自分たちの頭でビジネスを形にする楽しさを実感しています。
  • 学びの実感:「起業について理解できた」と回答したお子さまもおり、楽しむだけでなくしっかりとした知識の習得に繋がっていることが分かります。

3. ビジネスへの興味関心の向上と前向きな意識の変化

イベントを通じて、多くのお子さまが将来の仕事や社会に対する視野を広げています。

  • 仕事への興味が向上:参加後の意識の変化として、「ビジネスや仕事について興味を持った」が最も多く、日常では触れにくい経済活動への関心が高まっています。
  • 他者への貢献意識の芽生え:「周りの友達や困った人の悩みを解決しようと思うようになった」という回答が見られ、起業の本質である「課題解決」の視点が身についている様子が伺えます。
  • 起業への挑戦意欲:「起業してみたいと思った」と答えたお子さまもおり、未来の起業家精神(アントレプレナーシップ)が育まれています。

イベント難易度と学習のレジリエンス(折れない心)

お子さまの大多数は難易度を「ちょうどよかった」「簡単だった」と回答しています。一方「難しかった」「とても難しかった」と回答したお子さまの回答もあり、難しかったという回答を特に抽出し傾向を詳細に分析しました。結論として、「難しくて逃避してしまった」「楽しくなかった」お子さまは見られず、全員が困難を乗り越える「レジリエンス力(困難を乗り越える力)」を発揮し、難しいからこそ得られる楽しさや学びに繋げられていることが分かりました。

1. 全員がイベントに満足しており、難しさを楽しさや価値に昇華させている

  • 高い満足度:「難しかった」「とても難しかった」と答えた全員が、イベント全体の感想で「とても満足した」または「やや満足した」と回答しており、「不満」や「つまらなかった」といった逃避的な回答はゼロでした。
  • リアルな体験への喜び:自由記述では「お金の計算などして本当に仕事をしているようで楽しかった(4年生)」「色々な事を学べたから(5年生)」といった声があり、難しさを「本格的な体験」としての楽しさに結びつけています。
  • 失敗を乗り越える姿勢:「赤字になってしまったことが残念だった(5年生)」と失敗の悔しさを滲ませつつも、全体の感想では「楽しかった」「とても満足した」と回答しており、まさに失敗を糧にするレジリエンス力を発揮しています。

2. 難しいと感じつつも、具体的な活動に能動的な楽しさを見出している

  • 多様なプロセスへの熱中:「アイデアを考えるのが楽しかった」「チームで話すことが楽しかった」「商品やサービスを作ることが楽しかった」など、主体的・ポジティブな選択肢を複数挙げています。
  • 「とても難しかった」児童の前向きさ:最も難易度を高く感じた「とても難しかった」と答えた4年生のお子さまも、「商品やサービスを作ることが楽しかった、お金の計算が楽しかった」を選択しており、難しさが拒絶ではなく能動的な楽しさに繋がっています。
  • 向上心の現れ:「時間が長かったので集中力が続かなかった」と言及した6年生のお子さまも、同時に「もう少し掘り下げて知りたかった」と回答しており、逃避ではなく「もっとやりたかった」という意欲を示しています。

3. 難しさを経て、ビジネスへの興味や利他心といった「内面の成長」に繋がっている

  • 仕事への興味が向上:参加後の意識の変化として、「ビジネスや仕事について興味を持った」が最も多く、日常では触れにくい経済活動への関心が高まっています。
  • 他者貢献への意識の芽生え:参加者は「周りの友達や困った人の悩みを解決しようと思うようになった」と回答。難しい起業課題にチームで向き合う中で、社会性や利他の精神が育まれたことが伺えます。
  • 起業への挑戦意欲:「起業してみたいと思った」と答えたお子さまもおり、未来の起業家精神(アントレプレナーシップ)が育まれています。

万全のサポート・安全体制

子どもたちが安心して挑戦できるよう、1グループにつき大学院生2名、大学生1名が付き添いサポートしています。

計算に時間がかかって集中力が切れないよう損益分岐点計算は大学院生サポーターがフォローするほか、トラブル時には警備担当者が即座に対応するなど、安全面と学習効果の両立を図る基準を定め運用を徹底しています。

お見積り・お問合せはこちらへ

お問合せ